Sophiaの韓国よもやま話

ライフワークとしての語学と旅行について書いてみます

韓国ドラマ頻出の検察と検事たちの活躍に思う

☆アンニョンハセヨ☆ Sophiaです🌈

 

韓国ドラマといえば泥沼復讐劇に少女漫画的恋愛もの。ひと昔前だと【冬のソナタ】に代表されるような純愛ものが韓国ドラマの代名詞だ。

韓国ドラマの王道からは少し逸れるが、いわゆる刑事ドラマに代表されるような、犯罪を扱う作品も見応えがある。

韓国ドラマの基本的に1話の時間も全体の話数も多いという特性が、犯罪がテーマの作品にはとくに活かされている。さまざまな伏線とその回収を惜しみ無く詰め込むことができるからだ。

 

さて、その犯罪ものについて。

犯罪を扱うのであれば、刑事、もしくは弁護士の活躍する作品をイメージしがちだが、韓国ドラマでは検察が舞台になった作品、もしくは主人公や主要な登場人物が検察官(検事)である作品にたびたび出会う。その頻度が日本のドラマと比較すると格段に高い(ように思われる)。統計を取ったわけでもないので、体感として。

検察組織自体がテーマであった作品としては、【秘密の森】は記憶に新しく、その他【傲慢と偏見】【魔女の法廷】も検察が舞台だ。

【あなたが眠っている間に】【被告人】は主人公が検事であったし、【グッドワイフ】は主人公は弁護士だが、その夫が検事で、物語も検察組織が重要なキーになっていた。

そういえば(見てないけれど)【検事プリンセス】【ヴァンパイア検事】というドラマもあった!

 

黒地にえんじ色のラインが入った韓国の法服ももう見慣れたものだ。

 

しかしながら【秘密の森】【傲慢と偏見】や【グッドワイフ】を見るにつけ(どれも見応えがありぜひお勧めしたいドラマだが)、検察とは一体全体どんな恐ろしい組織なんだーと思わざるを得ないところがある。権力と金は結びつきやすく、腐敗の象徴のようだ。その中であるべき正義を実現しようとすることがなんと難しいことなのか。命がけなのだ。

韓国に暮らしたことがなく、外国人の立場から、韓国ドラマを通して知る韓国というものもあるが、さすがに、これはフィクションだろうし、そうあってほしい。

それでも基本的には、その腐敗に立ち向かっていく人々のストーリーなわけで、希望がある。

 

日本での暮らしのなか、「検察官です」という人に出会ったこともないし、「家族や友人が検察で働いてます」といった言葉を聞いたこともない。

そういえば、8年前セブ島に留学していたとき、同じ授業を受けた韓国人の方が「息子は検事なんだ」と自慢気に話していたことを思い出す。英語での会話なので、何をもって、当時息子が【検事】と理解したのか今となっては不明だが(現在検事を指す英単語が分からないので)、その時も「マジか!スゲー!めちゃくちゃエリートやん」的に心が乱れた気がする。

とりあえずは、検察について、エリートというイメージは持っていたらしい。

当時はまだ、韓国についてよく知らず、韓国語ももちろん分からないし、韓国ドラマも見ていなかった。

今となっては、韓国の社会についても少し理解を深め、ドラマで韓国の【検察】についてよくよく知り(知ったつもり)、息子が検事であることが、どれほど親にとって誇らしいことだろうかと想像することができる。

ただ、腐敗した組織の中で命をかけて正義を全うしようとする主人公たちの姿が時にチラついて、心配にもなるが、あれはフィクションだと信じようと思う。

 

そんなわけで、先日韓国で検察の建物を見た時には、ドラマの世界へ迷い込んだような不思議な気分なったのだ。

 

 

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さて、このように現実社会ではめったにお目にかかることもない検事さんたちに検察の世界。しかしながら、ドラマでのあまりの活躍ぶりに、うっかり身近な職業のように思えて、もしも10代で韓国ドラマに出会っていたなら、「将来は検事になりたい」

と言いすところであった🤔

 

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감사합니다🌸